ベートーヴェン(1770-1827)

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SACD 輸入盤

交響曲全集 クレンペラー&フィルハーモニア管弦楽団(1960年ウィーン・ライヴ)(2SACDシングルレイヤー)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ALTSA276
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
SACD
その他
:
輸入盤

商品説明

クレンペラーの偉大さの証明!
1960年ウィーン芸術週間ベートーヴェン・ツィクルス・ライヴ
SACDの長時間収録のメリットを生かし、2SACDに!
LP制作で使用したアナログ・マスターをDSD化、野太い音質で登場!


「第九についてもこれに匹敵する演奏はない」(ハインリッヒ・クラリーク)
「しかしなんという緊張と迫力。なんという剛健さ、なんという構造の明快さ、そして賛歌のごときエクスタシー」(エクスプレス紙)
と絶賛された伝説のツィクルスです。

クレンペラーはベートーヴェンの交響曲全曲をツィクルスで演奏することにこだわりがあり、フィルハーモニアとも3回目のそして海外で初めての挙行となったのがこの1960年ウィーン芸術週間でありました。この圧倒的大成功をおさめたこの演奏会を当時聴いていた外山雄三氏は「指揮はクレンペラーですばらしかった。フィルハーモニアというのも我々がレコードで聴くのと全く同じ音ですよ。非常に艶がある。ツヤツヤしている。あんな艶のあるオーケストラは聴いたことがない。それにアンサンブルが完璧です。クレンペラーは非常に偉大な人格だから、かれの人間でもって非常にすばらしい演奏になるのです」(レコード芸術 昭和35年8月)と激賞されておりました。実際今きいても異常な緊張感と迫力にあらためてクレンペラーの偉大さを思い知らされました。
 肝心の音質も過去に出たものと比べてみましたが、そうとう優れております。演奏の凄さが音質の良さも手伝い感銘度のかなり高いディスクにしあがっております。(キングインターナショナル)

【ウィーン芸術週間ライヴ】
1960年5月から6月にかけてのライヴ録音。ウィーン芸術週間出演のため、手兵フィルハーモニア管弦楽団を率いてウィーンを訪れたクレンペラーは体調も絶好調だったようで、ベートーヴェンの連続演奏会を大成功に導いています。
 初日の5月29日には、得意の『英雄』と第2番ほかを演奏。この日は同じ楽友協会大ホールで、昼間にはブルーノ・ワルター指揮ウィーン・フィルによりマーラーの4番と『未完成』が演奏されたという記念すべき日で、情緒豊かなワルターの演奏会に対して、クレンペラーの演奏会は、聳え立つようなスケールと力強さで迫る『英雄』など対照的なものでした。
 クレンペラーのこのときのベートーヴェン・ツィクルスの成功は、有名な(おっかない!)リハーサル映像からも窺えるように、厳しい練習の果てにもたらされたものといえ、重要な要素については細かい音形でも徹底的に正確に再現するというフォルム重視の基本姿勢がよくあらわれています。
 そのため、自由度の増す実演とはいっても、フォルムに破綻をきたすことはなく、実演ならではの音の勢いを吸収しながらも、堅牢で豊富な情報を完璧に示す稀有なベートーヴェン像が築かれているのです。(HMV)

【収録情報】
『ウィーン芸術週間1960年 ベートーヴェン:交響曲全曲演奏会』


Disc1
・交響曲第1番ハ長調 op.21(録音:1960年6月7日)
・交響曲第2番ニ長調 op.36(録音:1960年5月29日)
・交響曲第3番変ホ長調 op.55『英雄』(録音:1960年5月29日)
・交響曲第4番変ロ長調 op.60(録音:1960年5月31日)
・交響曲第5番ハ短調 op.67『運命』(録音:1960年5月31日)
・交響曲第6番ヘ長調 op.68『田園』(録音:1960年6月2日)

Disc2
・交響曲第7番イ長調 op.92(録音:1960年6月2日)
・交響曲第8番ヘ長調 op.93(録音:1960年6月4日)
・交響曲第9番二短調 op.125『合唱』(録音:1960年6月7日)
・序曲『コリオラン』 op.62(録音:1960年6月4日)
・『エグモント』序曲 op.84(録音:1960年5月31日)
・『プロメテウスの創造物』序曲 op.43(録音:1960年6月2日)

 ヴィルマ・リップ(ソプラノ)
 ウルズラ・ベーゼ(アルト)
 フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)
 フランツ・クラス(バス)
 ウィーン楽友協会合唱団
 フィルハーモニア管弦楽団
 オットー・クレンペラー(指揮)

 録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
 録音方式:モノラル(ライヴ)
 DSD Remasterd
 SACD Single Layer

 SACD対応プレイヤーで再生できます。

総合評価

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音はやせ細りぱさついていてがっかりである...

投稿日:2018/04/15 (日)

音はやせ細りぱさついていてがっかりである。こんなリマスタリングを好まれる方も多いのだろうか?例えば第5をオットークレンペラーコレクション(72枚セット)の同演奏CDと比較しても、セットものの方がはるかに聞きやすいと私には感じられた。ご自身の耳で確かめられることをお勧めしたい。

surwolf さん | 東京都 | 不明

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music&arts盤に始まり、同じ演奏...

投稿日:2014/02/01 (土)

music&arts盤に始まり、同じ演奏の4種類目の全集を購入したことになる。チェトラ盤は何枚か持っているが全集ではない。結論は、買って良かった。ワーナーズ(EMI)のセット物に比べると、確かに高い。だが、今までの60年ライヴの全集の中で一番録音が良い。1968ヴィーンフィルステレオライヴのレベルは望むべくもないが、当時の臨場感、緊迫感や、外山氏が評した「フィルハーモニアオーケストラの見事さ」も充分伝わった。ヴィーンの評論家がこの演奏を聴いて、「そうだ、これ以外にない」と書いたそうだ。クレンペラーは20代の頃、マーラーが指揮するベートーヴェンの7番を聴いて、「このとおりだ、これ以上のものはない。このように指揮できないのであれば、この職業は辞めよう。」と思ったと、『クレンペラーとの対話』に書いてある。どんな演奏がベートーヴェンの模範的演奏になるのか、明解ではない。しかし、ロンドンの評論家もクレンペラーのベートーヴェンを聴いて同様の感想を持った、と言っている。そして、数多くの優秀な指揮者のベートーヴェンを聴いてきたヴィーンの評論家がそう言ったのである。クレンペラーが「こうあるべきだ」と考えた演奏を、少なくない聴衆も「その通りだ」と感じたであろう。EMIのスタジオ録音だけでは判らなかったものが、ここにはある。

o.k. さん | 東京都 | 不明

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 私が、今までに聴いた同演奏会のCDの中...

投稿日:2013/12/28 (土)

 私が、今までに聴いた同演奏会のCDの中では、確かに一番音質が良かった。音に潤いがあり、オケの響きも拡がりと厚みが感じられた。しかし、1960年の西側の録音としては、ライヴと言えど些かものたりない。演奏が素晴らしいだけに、少し残念である。それから、解説書に音源について、全く記述されていないのも解せない。

kuniko89 さん | 愛知県 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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